ブランド事典

スペンサー・ハート Spencer Hart

ブランド

サヴィル・ロー品質とラグジェアリーブランド的モダンの融合をはかるスペンサー・ハート

スペンサー・ハートは、デザイナー“ニック・ハート”がサヴィル・ロウのテーラーリングとラグジェアリー・ブランド的デザインの融合を具現化したブランドです。

ニック・ハートは1963年に生まれ、14歳のときからテーラーで修行し、18歳で独立します。
独立後はディーゼル、ジル・サンダー、ケンゾー、マンダリナダック、ティモシー・エベレスト、チェスター・バリーなどに携わります。
チェスターバリーではクリエイティブ・ディレクターを務め、ピーター・ジョンストンと共にチェスター・バリーを新しいイメージに再生させました。

2002年にサヴィル・ロウに自身のショップをオープンします。ショップの名前はニックの息子の名前からつけられました。
ショップではビスポーク、パターンオーダー、既製服の3種類を販売しています。
パターンオーダーと既製服は元チェスター・バリーの職人が作っています。
デザインはモダンで、シャープなシルエットは周りのサヴィル・ロウ仕立てのスーツと一線を画します。
着丈はやや長めでラペルはとても細いのが特徴で、ネクタイはナロータイでノットも小さくしめるというのがスペンサー・ハート流です。

顧客にはデヴィット・ボウイや写真家マリオ・テスティノなどがいます。