ブランド事典

サントーニ Santoni

ブランド

カンパニー

サントーニ(Santoni)は1977年にアンドレア・サントーニ氏が、イタリア中部のマルケ州で創業したシューズメーカーです。
サントーニではグットイヤー、ノルベジェーゼ、ベンティーベーニャ、サン・クリスピーノ、マッケイ(ブレーク)、モカシンなど様々な製法を用いており、どれも高いレベルで生産しています。
歴史の浅いメーカーながら、老舗にも引けを取らないイタリアを代表するブランドになっています。
今では定番となったレザースニーカーの火付け役にもなりました。

プロダクト

サントーニ(Santoni)の靴はすべて、手作業でカラーリングされており、天然素材の染料のみが使用されています。
立体感のある絵柄は、アッパーに手描きのペイントを多層に施すことで実現される独特のもので、同じものは一つとしてありません。
色が均等でないのは、手描きでペイントされていることの証です。
靴を常にベストな状態に保ち、時間の経過とともにその魅力を高めていくために、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
サントーニを代表するコレクション、シャビーシック・ストーンウォッシュドラインは斬新でユニークなコンセプトから誕生しました。
製品は職人の技能と伝統的な工程によって生産されています。
アッパーができると、次は表面を加工するための洗浄工程に移ります。
そのプロセスによって、「使い古されたような」、「ヴィンテージ」風になります。
その後自然乾燥させ、最後にソールが付けられます。
特別な艶出しのケアによって、ヴィンテージの独特な特徴を保ちながらも皮本来の性質を最大限に引き出しています。
革の愛好家は、シャビーシックラインの独創性や快適性、軽さや柔軟性を高く評価しています。
サントーニはすべての製品に最高のレザーのみを使用しています。
サントーニは「真の骨董品」といえるような靴を生み出すために、上質でありながら個性的なレザーを選定しています。

環境保護活動

サントーニが取り組んでいる環境保護活動は、職人たちをインスパイアし続けてきました。
製品に使用されるレザーは、水と植物由来の材料だけを使って自然の力でなめしています。
つまり原材料である生の皮は、環境に優しい工程を経て革になります。
また、新しい本社ビルの建設に使用されたガラスやスチール、アルミなどの材料の90%は、リサイクル可能なものになっています。
サントーニのもうひとつの取り組みは、できるだけ自然のエネルギーを使用することです。
本社ビルの外装には夏季はグリーンハウス、冬季はソーラー暖房として機能する環境配慮型システムを採用しています。
「グリーン」プロジェクトを遂行するために、年間1.107.500 kWhもの電気を太陽光から自動生成できる発電システムを、駐車場やプロダクションユニットに設置しました。
このシステムは、環境に影響を与えずに靴を製造するためのクリーンエネルギーを生成し、地球の保護に貢献しています。
さらに、メインホールと会議室にある豪華な空中庭園は、植物の力で空気を浄化して新鮮な空気を生成し、オフィスをより快適にしています。
サントーニは、40年間行ってきたこれらの環境保護活動をこれからも続けていきます。