ブランド事典

アクア・ディ・パルマ Acqua Di Parma

ブランド

イタリアの香水老舗ブランド アクア・ディ・パルマ

アクア・ディ・パルマ(Acqua Di Parma)の歴史は約100年も前にさかのぼり、イタリアパルマの小さな香水工場から始まりました。
1916年ごろ、それまで人気のあった男性用の香水はすべてドイツ製で、匂いの強い複雑な配合であったのに対して、アクア・ディ・パルマはまるでフレッシュエアーのような柑橘類果物の香りの香水を発表し、30年代までにオーデコロンで大人気となりました。ハリウッドスターにもアクア・ディ・パルマの熱烈なファンが多く、愛用者の中にはケーリー・グラントやデイヴィッド・ニーヴン、エヴァ・ガードナー、ラナ・ターナーなどがいます。また、オードリー・ヘップバーンに愛用されていたことでも有名です。

1998年には、有名ブランドショップが立ち並ぶイタリアミラノのジェズ通りに第一号店がオープンし、その後世界の高級デパートに展開されるようになってからは世界各国のセレブや高級・高品質志向の方々に人気を集めています。
また、2003年にはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループに加わり、国際的に高級品市場でのブランド力を確立しています。

柑橘系果物にラベンダーやローズマリーなど、自然のエッセンスをミックスして作られたアクア・ディ・パルマ コロニアはシトラス系のユニセックスの香りが男性からも女性からも好まれ、時代や流行を超えて多くの人々に支持されています。
アクア・ディ・パルマが常に流行から遅れることがないのは、香水は完全に手で蒸留し、パッケージは熟練した職人によって作られるなど、今もそのルーツを守り続け、これまでと変わらない真の手法で作られているからでしょう。