ブランド事典

ビル・アンバーグ Bill Amberg

ブランド

ノーザンプトンが生んだレザーグッズ・デザイナー ビル・アンバーグ

ロンドンを拠点に1980年代から活動を続けるヨーロッパを代表するバッグデザイナー、ビル・アンバーグは靴産業の街、ノーザンプトンに生まれ育ちました。
街にはビルが自ら革製品を作るのに十分な革の切れ端があふれており、彼はそれを集めて回って家族に財布を作ることもありました。
18歳の時、旅に出てニュージーランド、オーストラリアや東南アジアを放浪し、各地で皮革に関するありとあらゆる仕事を経験します。
約2年間、世界を旅して回った後、21歳の時にイギリスに戻ります。
イギリスに戻った後、自らのブランドで発表した“ロケット・バッグ”はビジネスマンの間で圧倒的な人気を博しました。アルミの削りだしのハンドルを使用したシンプルで力強いデザインが特徴的で、ビル・アンバーグを一躍有名にしました。

1996年、ノッティンヒルにオリジナルブランドのショップをオープンします。
ブリーフケースなどのレザーを中心としたバッグが有名ですが、近年はナイロンやキャンバスなどの布帛を使ったカジュアルなシリーズや、レザーを使ったインテリアをデザインするなど活躍の場をひろげています。
また、ポールスミスやジョセフ、ジャスパー・コンラン、マイク・オールドフィールドなどの革製品のコレクションも手掛けています。
高級宝飾店アスプレイではショップの内装やインテリアを手掛けています。
今ではバッグ以外の売上がバッグの売上を大きく上回っています。

最近では2004年の秋冬からダンヒルのレザーラインをディレクションすることが発表され、益々注目が集まっています。