ブランド事典

スウェイン・アドニー・ブリッグ Swaine Adeney Brigg

ブランド

スウェイン・アドニー・ブリッグは、1750年、ジョン・ロスによりロンドンのピカデリーで創業されたのがその始まりです。
1798年にジェームズ・スウェインがその事業を購入しました。

1780年に、ジョージ三世の馬用のむちメーカーとして、王室御用達になっています。
議会開催の折に女王が馬車で国会議事堂へお出かけになりますが、その御者が使うむちもスウェイン・アドニー・ブリッグ製です。

それまでスウェイン・アドニーという名称だった会社は、第二次世界大戦中に傘作りで知られていたトーマス・ブリッグ・アンド・サン社を買収し、スウェイン・アドニー・ブリッグとなりました。
同社は1836年にセント・ジェームズ・ストリートで創業し、傘、ステッキ、狩猟用の鞭などを製造していました。
その傘はおしゃれなロンドンの紳士・淑女を虜にしていました。

また1893年には英国王室ご用達の任を最初に授かった傘メーカーになるなど、一定の名声を得ていましたが、第二次世界大戦によりフランスが占領され、パリのショップを失なったため、経営は苦しくなりました。
そこに手を差し伸べたのがスウェイン・アドニーでした。

スウェイン・アドニー・ブリッグはブードルズや、ホワイツ、ダヴィドフ、クリスティーズ、ターンブル&アッサーなどの他の有名な名前と同じくセント・ジェームズ・ストリートを構成する名士でもあります。
セント・ジェームズ・ストリートにあるショップは歴史的遺産ともいえる貴重な商品をリラックスして選ぶことができる優雅なたたずまいです。

スウェイン・アドニー・ブリッグの革製品の多くはケンブリッジ州の自社工場で250年前から変わらぬ手法でつくられています。
材料は英国産のブライドルレザーを使用しています。

深さ4.5インチ、黒色の「スウェイン・アドニー」のアタッシェケースは、ジェームズ・ボンド愛用のモデルです。映画「ロシアより愛を込めて」では、多くの秘密装備を運ぶ「007」の英国的な武器として、重要な小道具の一つとなっています。
アタッシェケースは、ブランドを代表する製品であり、ボーラーハットや細巻きのアンブレラと共にシティで働くビジネスマン達にとって欠かせないアイテムです。
最高級ブライドルレザーが生み出す、美しい艶の贅沢な仕上がりは、本格派アタッシェケースの証です。

現在では、エリザベス女王、エディンバラ公、チャールズ皇太子の3つのロイヤルワラントを取得し、英国産のブライドルレザーを用いて作られる最高品質の皮革製品ブランドとして知られています。

スウェイン・アドニ―/Swaine Adney

リペア

Swaine Adeney Briggの革製品は、正しいケアをしてご使用いただくことによって長期間使用でき、また手放せなくなる味わいが醸し出されます。

スウェイン・アドニー・ブリッグ社製品の修理について

当店にてお買い上げいただいたスウェイン・アドニー・ブリッグの革製品に関しては製品を英国に発送し、修理を行うことが出来ます。
修理期間は、3ヶ月程度です。
修理代金と送料につきましては、商品をスウェイン・アデニー・ブリッグ社にお送りし、お見積もりさせていただきます。
状態によっては、修理することが不可能な場合もございますのでご了承下さい。
修理のご依頼はこちらよりご連絡下さい。
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