ブランド事典

モンテドーロ Montedoro

ブランド

モンテドーロ(Montedoro)は1958年に設立され、この時代はMade In Italyの黄金期とされていた時代で、1990年代の初頭までFerrario一族がモンテドーロを率いていました。
モンテドーロはPitti UomoのSala Biancaにコレクションを出品し、ジョルジオ・アルマーニ、ウォルター・アルビーニ、ジャンフランコ・フェレ、エンリコ・コベリおよびラウラ・ビアジョッティなどといったデザイナー達に貢献してきました。

近年モンテドーロは洗練されたスポーツウェアー、特にレインウェアーを展開しており、イタリアだけではなく日本のマーケットにおいてもすばらしい評価を収め、ブランドを確立することに成功しました。
それはジョルジオ・アルマーニによってデザインされたBARBA’Sブランドとの長期にわたる良きパートナーシップによるものなのです。

しかしながら1980年代には、モンテドーロは商品力と市場での影響力を失っていきました。

その後、子供服ラインと革製品を備えたExcalibur brandが始められ、ZEGATOブランドとライセンス契約が締結されました。
1995年には大部分の所有権はFossati一族に引き継がれ、1998年にはモンテドーロプロジェクトがFabio Falcettaに託されました。

モンテドーロはPitti Uomoで独自のコレクションを発表しFuturo Maschileの最初のセッションでイタリアスポーツウェアーの代名詞と見なされるようになり、Michele de Lucchiが手がけたブースでは衣服を壁にかけるという斬新な手法が取られ大きな評価を得ました。

メンズ、レディースコレクションに加えてモンテドーロはエルメネジルド・ゼニア、ロメオ・ジリ、クリスチャン・ディオールおよびデュポンのスポーツラインをデザインし手がけてきました。

モンテドーロの哲学は伝統的な衣料にまで立ちのぼり、防水加工における最も優れた技術を駆使し、上質の素材を持ってそれを再構築することなのです。

モンテドーロのターゲットは、現代のライフスタイルに応じて、職場や、また、小さな手荷物での小旅行に合わせて服を着こなす男女なのです。

新しいモンテドーロプロジェクトはIndustrie Confezioni Tessili S.P.Aの興味を引き、2002年にはそのグループの一員となりました。
そして、商品カテゴリーを変える事無く“ウィークエンドとは一線を画す週の5日間”の為のアウターウェアーのコンセプトを打ち出しました。
モンテドーロは現在メンズウェアーだけでなくユニセックスコレクションにも着手しており、また、I.C.Tの流通経路によってイタリアだけではなく、フランス、イギリスおよび日本でもご覧になることが出来ます。

現在ではスローウェア・グループを牽引するアウターブランドとして成長しています。

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