ブランド事典

オスカー・マランゴン Oscar Marangon

ブランド

オスカー・マランゴン(Oscar Marangon)はイタリア・トレビゾ市のOMMG社とシリテッシリ社の共同事業です。
両社が立ち上げたBMカンパニーが運営するブランドで、2011年に誕生しました。
オスカー・マランゴン氏が経営するOMMG社は、アパレル業界において30年もの経験があります。
設立当初は代理店としての業務を行い、やがてトレビゾ市の中心に高い評価を得るショップの経営をするようになりました。
オスカー氏が4代目の経営者となったこのショップは2009年に100周年を迎えました。

日々イタリアや海外の有名ブランドやその他の企業、そして何より顧客と接しているうちに、マーケットの中に革新的な商品を投入できる余地を見出すことになり、そこからプロジェクトを展開することになります。

アレッサンドロ・バッジョ氏が所有するシリテッシリ社はトレビゾ市近郊に位置し、約200名の従業員を抱え年間約8,000万ユーロの売上高を誇る、織物市場におけるリーダー的存在です。
1978年に設立されて以来、ロジスティック、管理、経営、財務面において専門的知識を身に付け、本プロジェクトの成功を収めるに当たって欠かせないパートナーになっています。

BMカンパニーの目標はただ単に新たな洋服ブランドを立ち上げることではありません。
最高品質の特別な商品をお探しの顧客に長く愛用していただけるブランドを作ることです。
オスカー・マランゴンを国際的リーダーとなるようなポジションに定着させることがBMカンパニーの目標です。

ファーストコレクションとなる2011年のコレクションは19世紀後半から20世紀初頭のミリタリーを起源としており、合わせて新しい素材や現代的な着こなし、着心地の良さを追及しています。
オスカー・マランゴンが目指すのは、マーケットに存在しない商品を生み出すことです。

昔のミリタリージャケットを見直し、着心地の良さと着やすさに必要な特徴を残しつつ現代風にアレンジ。
日本の古いウールとコットンの生地を再生し、カラーコレクションの一つに加えたりもしました。
オリジナルの良さを残すために、わざとウォッシュをかけずに特別な仕上げ加工を実施。
既にマーケットに蔓延しているヴィンテージやダウンジャケットからも意図的に異なる商品を作り出す。
こうして誕生した新たなコレクションは“ミリタリーシック”と名付けられました。

商品の生産には最高品質のものを作り出すために、ランバン、ディオール、ラルフローレン、エルメス、ブルネロ・クチネリ等、国際的に有名なブランドを手掛ける各分野のリーダー的なファクトリーで生産しています。

オスカー・マランゴンのプロジェクトはとても意欲的で、最終目標は世界をリードするブランドにすることです。
アレッサンドロ・バッジョ氏なくしてこのプロジェクトを実現させることは不可能でした。
彼の粘り強さ、知識と好奇心がオスカー・マランゴン氏の特別なものを作り出したいと言う熱望と合わさり、今回のプロジェクトが誕生しました。

両者の夢はとても野心的で、夢を実現させることをあきらめない情熱も併せ持っています。
同時にこのようなプロジェクトを立ち上げたことによって、今後発生するかもしれない障害やマーケットで勝ち残る難しさにも日々粘り強さでもって立ち向かい戦う企業家でもあります。
あらゆる分野におけるリーダーたちで作り上げたこのブランドは多くの夢をもった人達で支えられています。