ブランド事典

エドワード・グリーン Edward Green

ブランド

エドワード・グリーンは、1890年に同名の氏が創業しました。
ノーザンプトンの小さな工場でハンドメイドで紳士靴を作り始めました。
ひたすら上質であることを追求し、類希なその履き心地のよさから、“伝説の靴”とまで謳われるようになりました。

その後経営状態が悪化して一時は瀕死の状態に陥りましたが、1983年、イタリアで靴デザイナーをしていた前社長のジョン・フルスティック氏がそれまでの借金+1ポンドで買い取り、再建に着手。
どこか朴訥としていた典型的な英国靴のシェイプに少しずつ洗練を加えていき、現在の名声を勝ち取ることに成功しました。
そのシェイプはポルシェ911がベースだと言われています。

現在では米国や日本はもちろん、イタリアでも非常に高い人気を博しており、イタリアのセレクトショップでは欠かせないアイテムとなっています。

世界中から賞賛を得ているエドワード・グリーンの木型の中でも最も人気があるのがラウンドトゥの202です。
202は土踏まずのアーチを内側に絞り込むと同時に、ボール・ジョイントと踵のフィット性を高め、三ヵ所で足をホールドする木型です。
そのフォルムはインサイドストレート・アウトサイドカーブと呼ばれ、今では木型の傑作と称されています。
今では202から派生した様々な木型のコレクションを手にすることができます。

これらの木型と最高級のカーフからなるコレクションはレディメイドでありながら、足に負担の少ない履き心地を実現し、その快適さはビスポークに最も近いレディメイドのシューズメーカーと評することができます。