ブランド事典

アレキサンダー・マックイーン Alexander Mcqueen

ブランド

基本の上に成立するアバンギャルド アレキサンダー・マックイーン

アレキサンダー・マックイーンのコレクションはとても激しい感情と自然でおだやかなエネルギー、もろさと強さ、伝統と革新など対極的な2つの要素を同時に感じさせます。
また、彼のコレクションはブリティッシュ・テーラーの技術、フランス・オートクチュールの感性、そしてイタリアの非の打ち所の無い製造技術などが結実しています。

アレキサンダー・マックイーンは1969年、6人兄弟の末っ子としてイーストロンドンに生まれ育ちました。
彼は16歳の時に学校を卒業し、すぐにサヴィル・ローのクラシカルなテーラー“アンダーソン&シェパード”で修業します。
続いて同じくサヴィル・ローのギーブス&ホークスでも修業し、洋服制作の基礎を学びます。
その次には舞台衣装専門のテーラーでパターンカッティングを学びます。

20歳の時に英国のテーラーに影響を受けているデザイナー“コージ・タツノ”のもとで働きます。
1年後にはミラノに渡り、ロメオ・ジリのアシスタントを務めます。
その後ロンドンに戻り、セントマーチン美術大学修士課程を卒業します。

卒業すると自身のコレクションを作り始め、1996年にロンドンコレクションに参加します。
同年、ジバンシィのチーフ・デザイナーとなり、2001年まで務めます。

彼は1996年、1997年、2003年、2004年の4回もブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
2003年、米国ファッションデザイナー協会から国際デザイナー賞を受賞します。

2000年にグッチ・グループがアレキサンダー・マックイーンの株式の51%を取得し、新たなパートナーとなりました。
その後はフラッグシップ・ストアをニューヨーク、ロンドン、ミラノにオープンしたり、メンズウェア、香水やアイウェアーを発表したりと益々精力的に活動しています。

2003年にはサヴィル・ロウの老舗テーラー“ハンツマン”とのコラボレーション“マックイーン・アット・ハンツマン”をリリースし、彼のデザインしたスーツをハンツマンのテーラーリングにより提供しています。

※アレキサンダー・マックイーンは当店では取り扱っておりません。