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ジャミーソンズ Jamieson’s

ブランド

ジャミーソンズ(Jamieson’s)は1890年代初頭に、ロバート・ジャミーソンにより生まれました。
彼はシェットランド島の西海岸のSandnessで小さなショップを始めました。
当初はこのショップで、ニットウエアなどの商品を地元の職人から買ったり、交換したりしていました。
手編みのニットウエアは、シェットランド島の羊の毛を手で紡いだものであり、帽子や、手袋、靴下、下着、セーター(地元ではガンジーニットとして知られている)、また特に複雑なシェットランドレースのショールや、ベール(頭を覆う布)、ストッキングなど、すべてはとても素晴らしいものでした。
そしてその時代は19世紀の終わりごろまで続きました。

ロバートが引退したとき、彼の息子アンドリューはそれまでのやり方を続けていましたが、産業上の変化により、手編みは、次第に編み機にとって代わろうとしていました。
彼は編み機に対応した毛糸を買う必要に迫られたために、島で一番はじめにウールの仲買人になりました。
地元でウールの原料を買い、加工のためにそれをスコットランドの本土に船で出荷しました。
その当時、シェットランドウールは産業機械で紡ぐには柔らかすぎると思われていたので、紡ぎやすくするために他の粗い種類のウールと混ぜ合わせられました。

紡績工場で生産することができた「シェットランド」糸の混合比率は、最善でも約60%にすぎませんでした。
それは決して悪いものではありませんでした。
しかし、それはジャミーソン家にとって本当に満足のいくものではありませんでした。
生産のためにいくらか質を落としていることに変わりはなく、そのウールは彼らにとっては決して”本物”とは言えなかったからです。

このような機械化の情勢にかかわらず、本物を提供したいという夢は生き続けました。
1980年、アンドリューの孫ピーターが企業に加わり、この夢はについに、現実のものとなりました。
ピーターらはSandnessで、実験的な紡績工場を建て、すぐに彼らが本当に提供したかった純粋なシェットランドウールを生産することに成功しました。
それはこの島の中で育った羊のうち、最もすばらしい2つの等級だけで作られたウールです。

現在、21世紀になり、物語は一周し、あるべきところに戻ってきました。
100年以上前からの夢であったシェットランドニットウエアーを作ることのできる純粋な糸は今再び甦りました。
職人たちは、シェトランド島で育った羊から紡がれた本物のシェットランドウールで編むという喜びを実感しています。
ジャミーソンズ/Jamieson's
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