ブランド事典

グレンロイヤル Glenroyal

ブランド

ブランドポリシー

GLENROYAL、それはスコットランドの頑固な気質と長い伝統を強く伝える職人の誇りをかけて一品一品手作りされたこだわりの逸品です。

スコットランド人は、自分の身に付ける物や道具に強いこだわりと深い愛着を持ちます。
(ちなみにスコットランド人は、自分達は英国人/イングリッシュではないと考えています)
一度自分が選び抜き、身に付けた物、使った道具はじっくり長く使い込み、愛情を注ぎ、決して肌身から離すことがありません。
そのようなスコットランド人の誇り高い気質を満足させ、そして長く愛されているのがGLENROYALです。
スコットランド人が愛着をもつ道具とは、先ず長期間の使用に耐える高い耐久性がある物、場合によっては一生使用に耐える物、道具の隅々までにも行き届いた心遣いと高い品質、一生涯付き合っても飽きのこない洗練されたスタイルとデザイン、このような要素を全て持ち合わせているのがGLENROYALです。

最高級のブライドル・レザーを使用して作り込まれるブリーフ・ケースとレザー小物は、素材とデザインにこだわり、レザーの全てのエッジ部分を手で磨き上げるなど、長い工程を経て完成します。
スコットランド人ならではの勤勉さ、正直さ、真面目さ、こだわり、誇りがあって初めて可能になる事です。 GLENROYALを実際にご自分の手にとって、その作品が語りかける声をあなたの手から感じ取ってみて下さい。
グレンロイヤル/GLENROYAL

ブランドの由来

スコットランド最高のレザー小物を作り続けているGLENROYAL(グレンロイヤル)というブランド名は、スコットランド人にとって最も大切な二つの言葉から成り立っています。


GLENはスコットランド語=ゲール語の”谷”を表しています。
GLEN(谷・渓谷)という言葉はスコットランド人にとっていつも何か素晴らしいものを連想させる不思議な響きがあります。たとえば最高のピュア・モルト・ウィスキーとか・・・。


スコットランドの北部ハイランド地方は谷が多く、そこを流れる川はとても良質な水で知られ、多くの著名なウィスキー蒸留所があります。その豊かな水に育まれた広く美しい牧草地が見渡す限り続いています。
その美しい牧草地で育った多くの牛から良質の革が古くから安定的に供給されています。
その非常に高い品質の革を採用しているのがGLENROYALです。


ROYALはスコットランドの王室を表しています。
ROYALという言葉はスコットランド人の心に奥深く残っているCLAN(クラン)部族やスコットランドの君主制(王室)を守る為、イングランドとの辛く長かった戦いを思い起こさせます。
その戦いに思いを馳せるたび、部族の象徴であるタータン・チェックや、王家の城、勇敢に戦って死んでいった戦士達の忠誠心、古くから伝わる伝統がよみがえってきます。
そういった思いがスコットランド人に今も高い誇りを持ち続けさせる大きな理由となっています。


このスコットランド人にとって最も大切な2つの言葉から成り立つGLENROYALは、高い品質、高いデザイン性そして高い耐久性を表しています。
GLENROYALという言葉がどれだけスコットランド人にとって大切な意味を持っているかがお分かりいただけたと思います。


純粋さ、高い品質、古くから伝わる伝統、真正の本物、由緒正しさ、信頼性、高い耐久性、正直さ、勤勉な民族、それらの全ての意味をGLENROYALに込めつつ、喜びと誇りを持って一つ一つ丹精こめて大切に大切に作り続けています。

  グレンロイヤル/Glenroyal

グレンロイヤルのレザー

GLENROYAL製品は、全てに最高級のBridle・Leather(ブライドル・レザー)を採用しています。

・ Bridle・Leather(ブライドル・レザー)とは
Vegetable Tan(ベジタブル・タン)法、すなわち牛皮をワックス/蜜蝋及び牛脂で最終仕上げをした、なめされた革の総称です。
元々Bridle(ブライドル)とは馬の頭部に取り付けられる”くつわ”や”たづな”を指す言葉でしたが、やがてその材料である革の種類を表すようになりました。
ブライドルレザーはとても強度があり耐久性の高い素材ですが、それにもまして重要な点は、とても自然でナチュラルな美しい素材であるという事です。

・ Vegetable Tan Leatherとは
天然の植物性溶剤のみ(樹皮、樹木の根、等々)を使用してなめされた革をこう呼びます。
一方対比されるなめし法として、クローム・タン法など、鉱物性の溶剤を使用する方法があります。

・ Vegetable Tan(ベジタブル・タン)なめし法とは
なめし法の手順をご説明しましょう。
まず最初に動物(牛)から採集した表皮から毛や肉を丁寧に取り去ります。
この状態の皮(原皮)はPelt(ペルト)と呼ばれます。Peltはこの後、防腐処理を施されます。
この処理をTanning(なめし)といいます。
そしてこの処理を終えると、はじめて皮(スキン)は革(レザー)と呼ばれるのです。

現在、主ななめし方法はクローム・タン法とベジタブル・タン法の二種類があります。
GLENROYALに採用されるレザーは、全てベジタブル・タン法によるものです。
そのベジタブル・タン法もさらに二つに分かれており、それぞれをドラム・タン法、そしてピット・タン法と呼びます。
ドラム・タン法は約4日間で処理は終了するのに対し、
ピット・タン法ではなんと約6週間もの時間が必要となってしまいます。
このベジタブル・タン法ではなめし処理に時間をかければかけるほど上質の革を得ることができると言われており、ピットタン法は手間がかかる分、最高の品質の革をつくることができるのです。

GLENROYALはこのピット・タンレザーだけを採用しています。
Pelt(原皮)はまず薄い溶剤(樹皮や樹木の根から絞り取られた処理液)のピット(タンク/処理漕)に漬け込まれ、Peltの状況を観察しながら、反応がまんべんなくPelt全体に行きわたり品質が均一化するようにして、しだいに濃い溶剤のピットに移しかえられていきます。
この処理の出来具合が、革の強度、耐久性、均一な品質、色むらの無い美しい表面をつくりあげます。
このなめし方法が大変時間と手間のかかる方法であるため、現在このベジタブル・タン法を採用できるタナリー(なめし工場)はごく少数しか存在しません。

・ なめし用の溶剤/溶液について
Peltの処理工程で使用されるこの溶剤/溶液は、タナリーによってそれぞれ異なったレシピによって作られています。
また、革の用途や目的によっても溶剤のレシピは変わってきます。
ピット・タン法によるなめしでは、溶剤/溶液がゆっくりと時間をかけてPelt/原皮に浸透して行く事が大変重要です。
そのような効果のある原料が慎重に選ばれ、配合されます。
GLENROYALが使用するブライドル・レザーのなめし溶剤/溶液には、主に二つの原料が使用されます。
まず第一にミモザ(タンニンを含むアカシア属の樹皮)。
この樹皮は特別な管理をされたアカシア属の樹木から10年ごとにしか採集ができません。
この成分が溶剤/溶液の約80%を占めています。
残りの20%はブラジル原産のナッツ系の樹木”Myrabolams”から採取された種子の核を粉砕し、乾燥させたものです。
これらの原料に水を加えた溶剤/溶液にPelt/原皮を長時間浸し、厳格に観察しながらPelt/原皮をなめして完成させていくのです。

・ BLOOM/ブルーム (レザー表面の白い粉吹き)
ブライドル・レザーの柔軟さと強度を保つために、牛脂及びワックスを十分に染みこませてあります。
ブライドル・レザーの表面が時々粉を吹いたようになるのは、レザーに含まれるワックスが浮き出てきたものです。
GLENROYALが使用するブライドル・レザーは最高のグレードですので、ワックスや牛脂は職人が1枚1枚丁寧に手作業でレザーに塗り込み、そして仕上げられています。
この手作業が最もよくワックスと牛の脂をレザーに浸透させる方法です。
GLENROYALの製品は、出荷前に最後のハンド・ブラッシュ処理を受けてBLOOMを取り去っていますが、多少時間が経過すると再びレザーの内部から浮き出てきます。
これは全く通常のことで、このBLOOMが浮き出る事が最高グレードのブライドル・レザーの証です。
参考までに、この下のグレードのブライドル・レザーは、スプレーでワックス及び牛脂をレザーに吹き付けるだけの処理ですから、BLOOMが浮き出ることはありません。
柔らかい布で表面をブラッシュしていただくとすぐにもとの艶と輝きが戻ります。
このBLOOMのある事がプロの鑑定家の品質判断の重要な基準となります。
グレンロイヤル/Glenroyal