ファッション用語事典

カーゴパンツは元々、戦闘服や狩猟などの本格的なアウトドア用として開発されたパンツのことである。
パンツの両サイドには、陸軍兵士たちが戦闘活動に用いる為の、地図やコンパスなどを入れる大型のアコーディオンポケットが貼り付けられている。
また、臀部にもポケットが機能的に配置されている。
動き易さを重視する為に、腰回りは比較的ゆったりと、裾は細く絞られているのが特徴的。
素材には丈夫で速乾性の高い厚手の生地が使われている。
しっかりとした縫い目と大きなベルトループ、幾つものポケットが備わっている。

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カーゴパンツ – Cargo Pants

フェアアイルニットで有名なフェアアイルの語源は、スコットランド北東部に浮かぶ、僅か70人ほどの島民が暮らす小さな島、フェア島 (Fair Isle、ノース語で羊の島を意味するFrjoeyに由来する)は、シェトランド諸島を構成する大英帝国圏内で最も遠い離島である。
全長4.8キロ、幅2.4キロ、総面積は5.61平方キロメートルしか無い本当に小さな島である。
島全体が冷涼気候であり、一年中強風が吹き荒れ、平均気温10度以上の日が年間の4分の1以下3ヶ月以下である。

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フェアアイル Fair Isle

ジーンズとは、デニム生地を用いた5ポケット型のパンツを指す。
その語源はフランス語の“bleu de Genes”、「ジェノアの青」という意で、ジェノアは中世ラテン語で Genua 、フランス語で Gene であり、英語の jean の語源となっている。
1850年代のアメリカ合衆国カリフォルニア。
鉱山労働者たちが暮らす、郊外のとある小さな町で、「Levi Strauss & Co」という名の呉服問屋を営んでいたユダヤ系ドイツ人、リーバイ・ストラウスは、 彼の名である「Levi’s」を冠した、ダンガリーズと当時呼ばれる、厚手のキャンバスやコットン地のパンツを労働者たち相手に販売していた。

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ジーンズ Jeans

フェリージやダニエル&ボブ、オロビアンコなどで知られるイタリア・リモンタ社のナイロン。
リモンタ社は1893年、イタリア北部ロンバルディア州、ヨーロッパで最も繊維生産地として伝統のあるコモに程近いコスタ・マズナーガにて創業した。
同社はナイロンばかりでなく、他にも家具やアメニティなどに用いられるジャカード生地、最先端のハイファッションモードブランドであるエルメスやルイ・ヴィトン、プラダなど向けの服地や靴のアッパー素材など、ファッションに限らずバリエーションに富んだライフスタイル全般の上質なファブリックを生産してる。

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リモンタ社製ナイロン LIMONTA Nylon

ダッフルコート(duffle coat)とはフード付きの防寒コートで、オーバーコートの一種である。
元々はノルウェーなど北欧の漁師が作業着として着ており、17世紀頃、現在の雛型が生まれたとされている。
ダッフルの語源は、ベルギーのアントワープ近郊のダッフルという田舎町である。
そこで作られた起毛した粗い厚手のメルトン生地が、海軍用のコートに用いられたことから「ダッフル・コート」と命名された。
伝統的なダッフルコートには、純正のベルギー産のダッフル生地と、タータンチェック柄のウール地のライニングがあり、大きめのフードと、風の侵入を防ぐためにボタン留めのネックストラップ仕様となっている。

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ダッフルコート Duffle Coat

ブライドルレザーのブライドルとは、本来、馬の顔に装着する馬具の事を指す。
元々、ブライドルレザーが馬具に用いられたもの、中世ヨーロッパの戦争に於いて、主戦場であった騎馬戦で、馬の命を守る為に、堅牢性と強靭さを備えた防具用の革が必要だったからである。
その為、ブライドルレザーには、最高級のフルグレインカウハイド(成牛の一枚革)が用いられており、原皮から仕上げに至るまで、およそ10週間という長い時間を要する。
樹脂や種子などの自然の草木によるフルベジタブルタンニン鞣しが行なわれ、その後、皮を十分に寝かせる。

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ブライドルレザー – Bridleleather

コードバンは、馬の臀部の高繊維密度の革の厚い部分を用いていることから、革の中でも最も丈夫な革とされている。
また、この革の厚い部分がシェルと呼ばれることから、別名シェルコードバンとも呼ばれている。、
コードバンの革は、繊維が非常に細かく、耐久性に優れている。
赤味掛った濃褐色の色合いが非常に美しく光るのが特徴的。

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コードバン – Cordvan

チェスターコートは、オーバーコートの一種で、ディナージャケットの上に唯一着用可能なコートして、フォーマルコートの代表格として知られている。
最礼装のモーニングコートやイブニングコートにも、このチェスターフィールドが適切である。
素材には、紳士に相応しい色合いの黒、もしくはチャコールグレイの、重量感のあるツイード地やヘリンボーンウール、或いは濃紺のカシミア、キャメルヘアーなどが好ましい。デザインは、シングルブレストのノッチドラペルが最もベーシック。

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チェスターコート Chester Coat

ホーズ Hose

ホーズは、オランダ語で、水を撒くときに使う、「ホース」に由来する。
これは靴下の円筒形が、ホースに似ていたことに由来し、フランス語では「chausses(ショース)」とも言う。
靴下の役割は、主に、1.脚の保護 2.素肌を人目にさらさない 3.素肌を装う 4.靴とともに足元を引き締める、の4点に集約される。
クラシックなホーズは、膝下までの長さを基本としている。
伝統的にヨーロッパ社会、特に上流階級に於いては、素肌を人目に晒すことに対する嫌悪感が強く、マナー違反とさえされていた。

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ホーズ Hose

コードレーンとは、コットン素材の平織地に細かいヨコ畝が表れた細い畝織り地のことを指す。
全体にハリとコシの強い生地で、清涼感と清潔感が魅力である。
シアサッカーと並ぶ、サマーシーズンの代表的な生地であり、木綿地で作られたそれを特に「コットン・コード」と呼ぶ。
1930年代には、アメリカントラディショナルブランドの雄、ブルックスブラザーズがコードレーン生地でスーツを仕立てた、という記録が残っている。

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コードレーン Cordlane

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