ファッション用語事典

クールマックス

クールマックスは1986年にデュポン社が開発した、綿素材よりも5倍の速さで汗を吸収・蒸散し、体の快適な湿度を保持し体温を下げるという高機能素材。
現在ではその子会社であるインビスタ社の登録商標となっている。
もともとはトップアスリート向けに開発された特殊ポリエステル素材で、繊維に4つの溝を作り、一般的な丸い繊維よりも表面積を20%広くすることで、毛細管作用により画期的な吸汗性を実現。通気性が高くドライな状態を維持することができ、速乾性も高いことから、夏のハイテク素材として多用されている。
汗を素早く吸収して外に出してくれるので、汗によるムレやベタつきがなく、汗冷えによる体力の消耗や関節の冷えがおこりにくくなり、その結果、いつも肌はさらさらという夢のような着心地になる。
この性能が評価されて、直接肌に触れるTシャツ、靴下、パンツ、手袋など実に広範囲の商品に使用されている。