ファッション用語事典

バルカポケット(barca pocket)とは胸ポケットが「船底」のように柔らかくカーブしたものを指します。これはジャケットを着用したときに、胸板がジャケットにしっかりとフィットしながら、
シルエットを立体的な綺麗な形に見せてくれる、イタリアの細かな職人芸が冴えるな拘りの
ディテールです。バルカ(barca)とは、イタリア語で小さな船、ボートなどを表し、
舟底型ともいわれるゆえんになっています。

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バルカポケット Barca Pocket

ギンガムチェックとは、白と別の色との2色で構成された格子柄のことを指し、コットン地の白色の晒糸と、赤、青、緑、黄色などに染めた染糸を用いて織り出される生地の事である。
主にシャツ用の生地として用いられることの多い柄であるが、現在ではジャケットやパンツ、ネクタイ、ハンカチなどにも用いられることの多い柄である。
「ギンガム」という言葉の起源は、マレー語で「ストライプ」を意味する“ging-gang”に由来している。
現在では格子柄として知られるギンガムチェックだが、17世紀のヨーロッパに初めてその生地がもたらされた時は、ストライプ柄の生地であった。

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ギンガムチェック

リネン Linen

リネンは独特のシャリ感と清涼感を持つ夏の代表的な生地である。
コットンやシルクに比べ吸湿・発散性に優れているため、汗をすばやく吸い取り、かつ発散させる。
防虫性に優れ、雑菌の繁殖を抑制するので、臭いも防いでくれる。
実際にコットンの公定水分率(ある条件で素材がどれだけ湿気を吸う力があるかを示す数値)が約7?8%に対し、リネンは約12%と1.5倍近い吸湿性を持っている。

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リネン Linen

ラムズウールとは メリノ種のメリノウールの中でもよりソフトな生後6ケ月までの毛を指す。
ラムズウールを直訳すると「子羊の羊毛」という意味で、子羊はSheepではなくLambと呼び、通常生後6ヶ月未満の子羊を指す。
ロムニーやコリデールなど子羊の毛をニュージーランド産のラムと区別して呼ぶ。
雄羊のことも「ラム」と呼ぶが、こちらの綴りはRamである。

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ラムズウール Lamb’s Wool

セットインスリーブ(Set-in sleeve)とは、シャツの袖と肩を袖ぐり縫い付ける縫製方法、
またその袖自体を指します。袖付けの中で最も一般的な縫製方法です。
殆どのジャケットやドレスシャツがセットインスリーブで作られています。

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セットインスリーブ Set-in sleeve

フランネル( flannel)は縦糸と横糸を1本ずつ交差させる平織や2-3本おきに交互に織られる綾織りにしたあと、その生地を軽く圧縮してから、最後に起毛させた素材のこと。
柔らかく弾力性があって保温性が高く、霜降り感があり、見た目は軽やかだが、品の良いのが特徴。
見た目にはソフトで暖かそうな印象を与える。
フラノの服は英国やイタリアでは紡毛と呼ばれる、長さ1?5cmのウールの毛ものが一般的だが、日本製のフラノは長さ5cm以上の梳毛と呼ばれるウールの毛のものが一般的。

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フランネル Flannel

ラグランスリーブ(Raglan Sleeve)とは、袖が襟ぐりまで切れ目なく続き、襟ぐりから袖下にかけて斜めの切り替えしが入り、腕の運動量を確保しているのが特徴となっています。
スポーツウェアやトレーニングウェアなどに広く用いられています。
ラグランスリーブの語源は、ワーテルローの戦いで右腕を失った、ラグラン男爵がコートの脱ぎ着をしやすいように考案されたことに端を発していると言われており、コートやブルゾンなどでよく見られる縫製でもあります。

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ラグランスリーブ – Raglan Sleeve

チノはチノーズとも言い、「チノ・クロス」と呼ばれるコットンギャバジンに似た、丈夫な厚手の綾織り地のパンツの一種である。
チノとは、スペイン語で「中国の」=「中国製」を意味する言葉である。
第二次世界大戦中、米軍の下士官用制服に採用されたことを契機に、戦後、キャンパスに戻った学生たちが穿いたことで流行。
1960年代のアイビールックや、その後のプレッピースタイルにはマストアイテムとして、欠かせない存在である。

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チノパン Chino Pants

カシミアとは、インド北部に位置する、ヒマラヤ山麓カシミール地方原産の カシミア山羊の毛のことを指す。
この地方の山羊は寒さから身を護るため、冬の間、喉のあたりから腹にかけて長い粗毛が生え、さらにその下にシルクのような細くて柔らかな5センチから8センチほどの柔毛が被い、体を保護している。
春が来ると、山羊たちは自分の体を岩や樹々に擦りつけ、被っていた毛を削ぎ落とす。
その柔らかな毛のみを採取し、ショールを編んだことが、カシミアニットの歴史の第一歩である。

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カシミア Cashmere

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