アルファインダストリーズ　Alpha Industries

今日、アルファインダストリーズは、グローバルな企業で世界中にその製品を製造し販売してきただけではなく、米国の陸・海・空軍および海兵隊の優良な供給者なのです。
アルファは、常に最先端な上着をデザインする先駆者としてのスタンダードを確立しています。
フライトデッキから一般市民まで、アルファはクオリティとファッション性、革新者としての証、クリエイティビティと製作知識において前線に立っているのです。
紛れも無い事実として、アルファは試され、検証され、証明されているということ。
次は、あなたがアルファを試してみて下さい。

これには面白い裏話があります。
アルファインダストリーズが軍と結んだ製品の納入契約が実施に移され納品が完了すると、当社には余剰の軍用「物資」がいつも手元に残されていました。
こうした余剰物資を活用し工場の操業を維持するため、厳しいミルスペックにのっとってジャケットを作り続けたのです。
これらのジャケットは、軍の放出物資店で販売されることになりました。
そこで軍に実際に出荷されるジャケットと民間に販売されるジャケットを社内的に区別する目的から、何らかの方法を考案する必要が出てきたのです。

軍に納品されるジャケットのラベルには、ジャケットタイプの識別番号とスペックを画す1本の横線が入っていました。
そこで、放出用ジャケットに使用する差し替えラベルを開発しました。
別の黒い横線、3本の黒い横線を用いることにしたのです。
これが、軍用と放出用ラベルの唯一の違いであり、また、このラベルの違いが、両者のジャケットの唯ひとつの違いとなっています。
他の契約業者も、放出用のコートを生産していました。
しかし彼らは、軍用ラベルには変更を加えませんでした。
彼らのユニフォームには依然として、黒の横線が1本入ったラベルが付いていたのです。
やがて、放出物資店で買い求める人々は、3本線の入ったジャケットがとても優れていることに気がつき始めます。
当然のことといえましょう。
というのも、結局のところ3本線入りジャケットは、アメリカ軍のパイロットや地上要員が世界各地の米軍基地で着用しているジャケットと全く同じものだったからです。
また、アルファのロゴを注意深くご覧いただければ、これら3本の横線が、アルファ社とその製品を象徴するに至ったマークに融合・一体化しているのがお分かりいただけることでしょう。