ブランド事典

キトン Kiton

ブランド

クラシコ・イタリア最大の功労ブランド キトン

ブリオーニと並びクラシコ・イタリアを代表するスーツとして知られるキトン(Kiton)。
ブランド名はギリシャ語で礼服を意味する「キトーネ」からきています。

1946年、ナポリの生地商であったチーロ・パオーネが服つくりを始めチーパという会社をスタートさせます。
彼は腕利きのテーラーを集め分業体制を敷きテーラー仕立てによる量産に成功します。
途上、チーパは倒産という憂き目に会いますが、1968年にパオーネはエンリコ・イザイア、チェザーレ・アットリーニ、そしてルチアーノ・バルベラという文字通り現在のクラシコ・イタリアを支える面々を迎えてキトンを再度立ち上げます。

キトンはブリオーニと並びクラシコ・イタリア協会の設立メンバーであり、「クラシコ・イタリアの最高峰ブランド」「クラシコ最大の功労ブランド」など賞賛は尽きることなく、現在にいたるもそのキトンというブランドとしての威光は色あせることなく存在感を持ち続けています。

キトンのスーツは着心地が抜群で、スーツというよりはセーターをまとっているような独特のしなやかさをもち、同時に職人たちの技術と素材使いにあります。
スタイルは特にドレープが美しく、スーツのみならずシャツやタイの評価も高いブランドとなっています。