ブランド事典

トラモンターノ TRAMONTANO

ブランド

トラモンターノ/TRAMONTANO
トラモンターノ(TRAMONTANO)の物語は1865年にナポリで始まる。
このトラモンターノというブランドネームは服飾雑貨やアクセサリーの職人の名前に由来する。
20世紀初頭には既にトラモンターノの出来栄えは、他の追随を許さないほど上品で、全てのレセプション、舞踏会、San Carlo Opera Houseでの初日や、ナポリの富欲層がヨーロッパにおける洗練されたクリエイティブなファッションの最高位と断言していた全ての場所において、主要な役 目を果たしていた。

第一次世界大戦のあとすぐにアルド・トラモンターノ氏は、彼の仕立て技術の長い経験を皮革製品のフィールドで活かすことが出来るのではないのかという可能性に気づいた。
トラモンターノ氏のスタイリスティックでクリエイティブな才能により、バッグ、旅行かばん、スーツケース、ブリーフケース、小物の革製品、女性・男性向けのベルトなど皮革のフィールドに於いて、新しい分野が誕生した。

50年代にはトラモンターノはお客様がデザインを選ぶだけではなく、皮や装飾品も選べる“オーダーメイド”製品を加えた。
それだけではなく、Cellammara Palaceにあるショールームとお店の隣に位置するワークショップはクライアントのためにいつでも古いかばんや皮革製品の修理や点検サービスを行っている。
この特別な“クライアントへのサービス”という心は、クライアントとブランド間の大切な信頼関係を確実に築いた。

90年代にはオーナーが変わりトラモンターノブランドはEntrepreneursグループに引き継がれ、ナポリで始まった伝統あるこのブランドを再出発させることを決意。
90年代後半から、主要な世界市場における会社の再始動という大掛かりなプロジェクトが始まった。
トラモンターノを支える根本理念は100年以上にわたり脈々と受け継がれた伝統とナポリ人のもつ特性を活かし、本質的なたくましさの保持、最高品質での高 級品の世界市場に立ち向かい、この特定のフィールドの市場でのマーケットの獲得に向かっていく会社を創り上げていくことを目指している。

トラモンターノ/TRAMONTANO
今日ではより広く国際的なクライアントが”トラモンターノの世界”に魅了されている。トラモンターノの製品の上品さと魅力を選んだセレブリティーには、ウディ・アレン、トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、ヴィンセント・ギャロがいる。
デンマークの女王Margrethe II世は、ナポリの訪問中、革のスーツケースのフルセットをお買い上げになられた。
ルー・リードの人生の伴侶ローリー・アンダーソンにはトラモンターノが彼女の為に特別なヴァイオリンケースを作り上げた。
1999年5月ヒラリー・クリントンはナポリ公式訪問の際に新しいコレクションのバッグを購入し、それ以来ずっとそのバッグには彼女の名前がつけられている。
こうしたセレブリティーたちのおかげで、トラモンターノの名は世界中に広がっているのだ。

トラモンターノ/TRAMONTANO

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