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2012-13秋冬から日本展開予定 ジャケットブランドFCS プロフィール

2012-13秋冬から日本で展開予定のジャケットブランドFCS。
Pittiでは大きなブースを展開していました。
以下ブランドプロフィールです。
1930年代Donato Levi CompanyとThe Rivetti woolen millsが合併し、GFT(Financial Textile Group)とFacisブランド(既製服工場)が誕生しました。良質な原材料と最良の生産方法に恵まれ、Facisは1932年に初めて既製服の大量生産向けとして進出しました。そしてGFTは既製服、作業着、軍事品の生産を始め、FacisとMarcusブランドの初店舗がミラノに置かれました。
戦後はイタリアのフォーマルメンズウエアーの市場にFacisブランドが大改革をもたらし大きな発展へと繋がりました。それは、今世紀初頭に活動を始めた一族の後継者である三人の若いオーナーとなった兄弟たち(Franco、…Silvio、Pierfiorio Rivetti)の直感によるものでした。1954年には、イタリアの好景気を休閑して、兄弟がFacisブランドの最初の全国的な立ち上げに再投資するために毛織工場を売りました。アメリカのモデルやイタリア人たちのニーズや消費量の変化に着目し、既製品を論理的な手段に基づいて測定し、今日の“サイズ”として知られるようになりました。このため、1950年代にGFTは25,000人以上のイタリア人の寸法を取り、Facisが全国的にスーツを生産することとなりました。こうしてFacisは大量生産用の紳士服のパイオニアとなりました。
既製服に注目を集めるため、数度にわたるリニューアルが必要となり、生産、流通および製品販売方法を改めました。
兄弟は、全ての製品はいかなる場所でも予定価格にて販売されるべきであるとの市場戦略を打ち立て、Marus signと共に全国にチェーン店を持ち、60年代に、Facisは最大のイタリアンのメンズウエアーの指導的な会社となり、それは70年代も続きました。
70年代にGFTはGiorgio ArmaniやValentinoのような新しいファッションタレントとなり、当時の新しいブランドのライセンシーとなりました。それは起業能力と創造性の融合に適したイタリアのプレタポルテの始まりでした。スタイリストの評価の高まりにより、Facisの工場はこのような統合システムによる有名なイタリア製のコレクションの生産を行いました。
1996年に社長のMarco Rivettの死により危機が訪れ、2003年には会社が閉鎖し、Facisブランドを売却しました。しかし新しい黄金時代の到来と共に、2001年にMEDICONF spa のオーナー、Carmelo、Piero、Giovanni BucaloはFacisとその生産事業所を100%買い取りました。それは、イタリア国内、そして海外でのブランドの復活が目的の新しい経営戦略でした。そして新しいコレクションと新規投資は堅実な起業家的リーダーシップのあるグループに戻りました。
2005年、ブランド復活、編成、製品により力を入れるため、Bucalo所有のもと、Gruppo HIBという新しい社内体制がFacisを導きました。Facisはシャツ、セーター、アクセサリーおよびスポーツウェアコレクションの生産の市場ターゲットを拡大させ、イタリアのサッカー・チームも提供しており、2005年からは影響力のあるサッカー・チーム(Inter, Torino, Udinese, Genova)、更にラグビーやフェンシングの国内のバスケットボールチームやサッカーコーチのMarcello Lippiとも提携しました。
2006年から今日に至るまで、イタリアの14の人気ショッピングエリアで販売事業を展開しています。2011年には本部がトリノからミラノへ移され、活動分野を広げるため、Hence FCS 1932とROOM 8 riseの二つの新しいブランドを立ち上げました。
ミラノからスタートしたこのお店は国内に広がり、品質や着心地の良さは伝統を守り続け、イタリアそしてヨーロッパの市場にたぐいまれな評価を持つ今日のFacisとなりました。87のサイズ展開とさらに仕立て服のお陰で、洗練された現代的なそして磨き上げられた上品さとの調和の中に全てを現実化しました。