キーマンインタビュー

ムーレー/Moorer ディレクター ルーチョ氏インタビュー

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グローバーでも人気のダウンジャケットブランド“ムーレー”。
ムーレーを展開するムーレー社ディレクターのルーチョ・イノチェンティさんにお話を伺いました。
日本が大好きで今年は6回目の来日になるそうです。
ルーチョさんのお話からムーレーのクオリティに対する熱いこだわりをあらためて感じました。

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ムーレー社の生い立ちを聞かせてください。
ムーレー社現社長のモレーノ・ファチンカーニは母親が経営していたダウンの会社で働いていました。
その会社ではメゾンブランドのダウンジャケットを生産していました。
モレーノはその会社で経験を積み、1999年にムーレー社を創業しました。
ムーレー社では最初にフェイエムという名前のダウンジャケットブランドをスタートしました。
フェイエムはほとんどイタリア国内で販売していました。
ムーレーのコレクションをスタートさせたのはいつですか?
モレーノは最高の品質のダウンジャケットをつくるべく、2006年に「ムーレー」のコレクションをスタートしました。
日本では2011年から販売を開始しています。
現在ではイタリアをはじめ、アメリカ、ロシア、ドイツなどでも人気です。

ダウンジャケット界のフェラーリ

ムーレーはマーケットのトレンド先行というよりは、クオリティに重点を置いている印象ですがいかがですか?
その通りです。
ムーレーでは短期的なマーケットのトレンドは意識しません。
車のフェラーリが「今はこの形が売れるからつくろう!」とはしないですよね。
私達も同じです。
私達はクオリティとクラシックのアップデートをいつも意識しています。
具体的には最新素材を取り入れたり、サイジングをアップデートするということを常に行っています。
ムーレー社ではサンプル製作専用に10人の職人部隊を擁し、1つのモデルを完成させるのに20回程度サンプルを作ります。
パーツにも並々ならぬこだわりを持ち、全てオリジナルのパーツを作ります。
そのため、同業他社の10倍以上のコストがかかっているパーツもあります。
生産はイタリアにこだわっています。
製造コストを下げるために海外で生産しようとは思いません。
クオリティが第一なのです。
そうして完成度の高い商品をお届けしています。

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ムーレー社ディレクター ルーチョ・イノチェンティ/Lucio Innocneti氏

Galiano KM着用

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ムーレー社アジアセールス ファビオ・フェラチン/Fabio Farracin氏

Morris KM着用

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