キーマンインタビュー

Mr.Raro CEO・デザイナー、マラーロ氏 インタビュー


伝統的且つ紳士的な着こなしの中に、ご自身が受けたインスピレーションを元にしたスタイルをミックスさせる姿から、世界中で注目を集めているマラーロさん。
GLOBER Snapシリーズにも必ず登場していただいています。
メンズファッション最大の展示会、ピッティ・ウオモの会場でも、多くの人に呼び止められ、各スナップ誌でも大人気な彼にインタビューをさせていただきました。

インタビュー実施:2015年6月


ブランドの特徴を教えてください

私の中のルールは、40年代以降の歴史からインスピレーションを受け、それを今現在あるファッションとミックスさせて人々に届けることです。
私はいつもストーリーにインスピレーションを受けています。
イタリアを始め、米国、日本、韓国、中国の紳士たちはクラシックな着こなしをしながらも、西欧ファッションの中に自分のスタイルをミックスさせています。
私のブランドでは、世界中の紳士たちにお洒落を楽しんでもらうことをとても大切にしています。

イメージコンサルティングとは具体的にどんなサービス内容なのでしょうか

毎日の生活の中で、必ず誰もがその日の洋服をどのように着こなすかを考える機会があるでしょう。
その中でイメージコンサルティングとは人々のライフスタイルにたくさんの可能性を与えるサービスだと思っています。
現在は特に米国、ロンドン、中国、日本でイメージコンサルティングを行っています。
日本ではメンズファッション雑誌で7年間ほど写真を撮ってもらっているので、それを通してたくさんの人々にイタリアのスタイルを伝えられていると思います。
私はブランドのデザイナーなのですが、私の作る洋服を愛用してくれている人たちは、着こなし方をも知りたいと思っていることに気づき、そこからイメージコンサルティングを始めました。
私のブランドではレディースの展開を始めてから1年程経ち、メンズではスーツ、ネクタイ、靴、シャツなどもラインナップし、ブランドは更に大きくなっていっていると感じています。
現在は米国、その次にロンドンのショップをオープン予定です。



トランクショーも行っていらっしゃいますね。

通常、年に2回行っていて、いろんな国にクライアントがいます。
メキシコから始まり、コロンビア、米国、シンガポール、ドバイ、そしてカタールでトランクショーを開いています。

生まれはどちらですか?

ナポリ出身です。15年ほどフィレンツェに住み、今はミラノに住んでいます。

現在のお仕事をされる前からファッション業界で経験を積まれたのでしょうか

ファッションの仕事を始めて16年になります。
最初のショーはほとんど手作りでしたが、既に15年が経とうとしています。
この間に積んできた経験と今までデザインしてきたブランドを元にして、数年前に自分のブランドを立ち上げました。
気付くと今ではソーシャルメディアの至るところで自分のブランドの商品を見かけるようになりました。
多くの人に着てもらえるようになったのは、私たちがファッションに対する情熱や感情を大切にしているからこそなのだと思います。

影響を受けたものは?

ユニフォームからたくさんの影響をもらっています。
特に海兵隊の制服です。
それを私のブランドとミックスさせています。
他にもたくさんありますが、私はたくさん本を読むので、そこからインスピレーションをもらっています。



MARARO Film/Style Experienceを拝見しました。
マラーロさんのフィレンツェに対する強い情熱を感じました。
マラーロさんにとって、フィレンツェの良さはどんなところでしょうか

フィレンツェはミケランジェロの生まれた場所であり、アートで溢れている街です。
フィレンツェで一番好きなところは、たくさんの人々が一つのエキシビションに集まってくることです。
もしこの場所がなければ、私は今日こうして日本から来てくれたGLOBERチームのインタビューを受けることもできなかっただろうし、ロンドンやアメリカからの友達にも巡り合うことはできなかったと思います。
ここではさまざまな場所から、アートはもちろん、お洒落な人々を見ることができます。
インスピレーションで溢れていて、必ず訪れるべき場所だと思うのです。

日本での展開の予定は?

ロンドンのハロッズにはショップがありますが、日本のデパートへの出店は考えていません。
もちろん、日本にたくさんの素晴らしいデパートがあることは知っています。
ですが日本には、マラーロの商品が溢れている旗艦店をオープンさせたいと考えているのです。
今はその時期を待っているところです。

今後の会社の夢や目標は?

私の夢は、一人ひとりの紳士たちにお洒落を楽しんでもらうことです。
それは「ファッションを理解してもらいたい」という意味ではなく「お洒落をするということは互いにリスペクトの気持ちを示すこと」だと思っているからです。
だからこそイメージコンサルティングのサービスも行っています。
他には旗艦店を日本、米国、イギリス、シンガポールにもオープンさせることが目標でもあり、夢です。